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ユング心理学の、催眠への応用

ユンギアンになれなかった私ですが、ユング心理学は学び続けています。

 

心理学者ユングは、人間の無意識はとても広い世界があり、様々な要素が入っていると言っています。

無意識は個人の無意識だけでなく、集合的無意識にgradation的につながっているのですが、ユングの考え方ではその無意識の中心にセルフ(自己)と呼ばれる自分を超えた超越的なものが存在するとされます。

 

私は催眠セッションする際には、クライアントの無意識を扱いますが、自分も催眠の状態に入り、セルフ(自己)を介し、相手と共通してしる集合的無意識へとアクセスするように心がけています。

こうしたやり方は、全てユング心理学の考えに拠っているところであり、私のセッションは常にLIVEで、決まったやり方はありません。禅でいうところの、「当意即妙」「融通無碍」を旨にやっています。

そのためには、「相手の求めるもの」を無意識レベルで受け取り、活用する必要があるのです。だからこそ、それで臨床で効果はしっかり上げれています。

 

ユング心理学は多分にスピリチュアルな要素を含んでいます。非科学的と揶揄されることも批判もありますが、救われる人がいるならば、なんでも活用していくつもりです。これこそが、ミルトン・エリクソンのutilizationに通じるところだと信じています。