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ユンギアン(ユング分析家)になれなかった男

一般的にユング心理学と言われている分野は、正式には分析心理学と呼ばれます。ユング心理学の分析家はJungian(ユンギアン)と名乗れると思いますが、その道のりは険しく、日本ユング心理学会に入り、教育分析を指導者(スーパーバイザー)から最低300時間の個人分析が必要となります。

 

スーパーバイザーによって、教育分析の料金は1万円から1万5000円程度かかりますから、教育分析を受けるだけでも最低300万円かかります。

 

実を言うと、私も教育分析を少し受けていたのですが、挫折したのです。教育分析の料金300万円というのがしんどかったのもありますが、なによりもユング心理学は教育分析として、夢分析をしていくのですが、それがうまくいかなったということです。

 

残念なことに、私は夢をあまり見ない人間(見ていても、起きた瞬間に忘れてしまう)なのです。どんな夢を見て、それをどう感じたのかをバイザーと共に分析し、無意識に感じているものを明らかにしていくと思うのですが、それができないため、そこが苦痛で続けられなかったというところもあります。

 

自分自身は夢分析は合わなかったと思います。そういう意味で、Jungian(ユング分析家)になれなかった男だと言えるでしょう。