noteに書いた内容なので、後半部分加筆しておきます。
皆さん、”易”と書いて、それが何か、すぐピンときた方はすばらしいです。
”易(えき)”とは、一般的に3つの意味があります(ここで、「変易・不易・易簡かな?」と脳裏に浮かんだ方は易を相当に学んでいる人ですね。ただ、ここでは、このことについては語りません)
1つは、『易経(えききょう)』という中国古典の読み物そのものを指す場合。この『易経』は『論語』など儒教で聖典とされている四書五経のうちの筆頭に挙げられる書物です。
2つ目は、東洋思想としての易学を表す場合。易には哲学があります。それは、「人間は小さな地球である」というフラクタル(相似形)思想です。
よく”人体は小宇宙”と言われますが、私はあまりこの言葉が好きではなくて、大宇宙=いわゆる宇宙に例えるのはどうかと思うのです。
宇宙のように真空ではないですし。あくまでも、人体そのものは、地球の相似形ととらえていきます。
例えば、東洋医学は、人間を小さな地球に例えて、そのバランスが崩れて病気になったとみなし、その崩れたバランスを整えるために漢方薬を処方します。
3つ目として、占いとしての易を指す場合です。易占、または易占いと呼びますが、易占いの仕組みを簡単に説明しましょう。
易占いとは、占う人の無意識の「気」と時の流れを含めた大地の「気」を通わせることで占いを立て、時の流れを可視化した八卦(はっか)として表現することで、未来を私たちが予想しやすいものにするというメカニズムとなっています。
この3番目のメカニズムこそが、ユングが唱えたシンクロニシティに共通するものであり、ゆえにユングが”易”に強烈に魅かれていったわけです。
易は東洋占術の根本を成し、四柱推命や気学などにもその思想が入っています。
東洋占術を勉強したい人は、ぜひ易を勉強してみて下さい。
拙書「神さまの言うことがわかれば、あなたの未来はうまくいく(上・下)」Amazonのみで販売していますので、検索してみてください(残念ながら、このブログからAmazonの貼り付けはうまくいかないので)。
次のブログでは、実際に最近易占を希望された方の実ケースを載せていきます(依頼者の許可あり)。