この時期になると、新学期が近くなるので、発達障がいがある子供が普通学級で学ぶのがいいのか、支援学級あるいは支援学校で学ぶのがを判定する委員会がどこの市区町村でも開かれます。
発達障がいのある子供さんを持つ親御さんなら、「できれば普通学級で、普通に学ばせたい」と思うのは当然だと思います。それなのに、「支援学級へ入学通知」という決定をされると、絶望的な気持ちになるのもわかります。
ただ、中で議論に参加している委員すべて、
「どうしたら子供が学校でしんどい思いをしないで済むか」
「この子に最適な学びの場はどこか」
「将来を見越して、どういう環境で学ばせてあげたらいいか」
というのを真剣に考えながら、議論しています。
親御さんの気持ちと本人の気持ち、それぞれを汲み取りながら、でも客観的な発達心理検査のデータや現状を把握しつつ、
「その子が普通学級・支援学級のいずれで学ぶのがベストなのか」
を決めているので、親御さん達には納得できないところがあるかもしれませんが、悲観しないで、ひとまず受け入れてもらえれば幸いです。
ただ、その決定はずっと続くわけではなく、その子の発達具合によって、毎年見直していきますし、普通学級と支援学級を行ったり来たりする「通級」という制度もあったりして、柔軟に対応していますので、疑問があれば学校に尋ねてみましょう。
普通の学校であれば、真摯に対応してくれると思いますよ。