催眠療法は、誰もが知っていて、本質を知られていない心理療法
催眠状態に入ったからと言って、それで治療にはなりません。催眠導入は入口に入っただけです。
そこに必要なのが暗示をはじめとする、技法が必要になります。
この技法には、催眠独自のものとして、
⓵過去の記憶へとアクセスする退行催眠
⓶自我状態療法(インナーチャイルドも広い意味でここに含まれる)
⓷ミルトン・エリクソンによる方略的指示療法(その人にピッタリの必要な暗示を入れる)
などがあります。
そして、催眠の特筆すべき点は、さまざまな心理療法と催眠を組み合わせることができる点です。そうすることで、その心理療法単独よりも、効果がグッと上がります。私が実施しているものとして、
➊催眠認知行動療法
➋催眠精神分析
➌催眠壺イメージ療法
➍催眠ブレインスポッテング
➎催眠内観療法
などですかね。ほかにもオリジナルな技法もあります。
それにより、不安障害やうつ病、PTSD、強迫性障害(強迫性障害は薬を併用することが前提となりますが)などに効果を上げています。
論文にしたいのですが、時間がなく、やりっぱなしになっていて・・・。なので、これらの技術を志ある人に伝授し、より発展させてもらいたいというのも催眠心理研究所を作った一つの理由でもあります。